以下の方法で「BADTRANS.B」は駆除できるはずですが、環境によって多少の違いがあるかもしれません。 この方法は私がネット上にあった情報を元に、実際に行った作業手順です。 レジストリの編集など、注意すべき作業も含まれています。 あくまでも参考ということで、その点をご理解の上お読みください。 万一、トラブルが発生した場合も、こちらでは責任を負いかねますので、 実際作業する場合は、全て自己責任に基づいてお願いいたします。 【Windows95/98/Meにおける「BADTRANS.B」ウイルスの削除手順】 <第1段階> [スタート]メニューから、[ファイル名を指定して実行]をクリックします。 [ファイル名を指定して実行]ダイアログボックスが表示されます。 regeditと入力し、[OK]をクリックします。レジストリ エディタが開きます。 画面左側のツリーで、次のレジストリキーを選択します。 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunOnce 画面右側で、「Kernel32」を右クリックし、削除を選択。 レジストリエディタを閉じます。 ここでコンピュータをセーフモードで再起動します。 (セーフモードでの起動方法は機種によって違うので、マニュアルを参照してください) <第2段階> (※ここで、ウイルス検知ソフトでハードディスクをスキャンし、検出された全てのファイルを 削除した方が確実ですが、手動で削除する方法は下記の通りです。) [スタート]メニューから[検索]→[ファイルやフォルダ]をクリックします。 [ファイルまたはフォルダの名前]の欄に kernel32.exe kdll.dll cp_25389.nls をコンマで区切って入力します。 検出されたファイルを右クリック→削除します。 <!!要注意!!> 同じ「System」フォルダに『kernel32.dll』というファイルも存在しますが、これはWindowsの作動に 不可欠なファイルですので、間違って削除しないように注意してください。 削除するのは『kernel32.exe』です。 <第3段階> Windows Meの場合、「_RESTORE」フォルダに生成されるバックアップファイルにウイルスが残ったままになる ことがあります。これはウイルスが感染している状態でバックアップ(復元ポイント)が作成されていることが 原因です。このファイルは通常の方法では削除できないようになっています。下記の方法で、 一度バックアップファイルを全て破棄し、ウイルスを完全に駆除します。 マイコンピュータのアイコン上で右クリックし「プロパティ」を選択して「システムのプロパティ」を起動する。 「パフォーマンス」タブから「ファイルのシステム」を選択する。 「ファイルシステムのプロパティ」画面から「トラブルシューティング」タブを選択して、 「システムを復元しない」のチェックボックスにチェックをして「OK」→「閉じる」をクリック。 再起動を促すダイアログが出るので「はい」をクリックしてコンピュータを再起動する。 これで、バックアップファイルは全て削除され、ウイルスも完全に駆除されます。 ただし、この状態では「システムの復元」ができない設定になっているので、再び利用する場合は、 同じ手順で、「システムを復元しない」のチェックをはずします。