FINAL COUNT DOWN
A.D.1999
1999.10.17 浦和市文化センター


もろもろスケジュールを詰め込みすぎて、2日で睡眠4時間。かなりヘロヘロ。初日が浦和で助かった。これが遠かったらめげてるところ。
16:30頃家を出て、17:35頃到着。駅前にはもの凄い数の「譲ってください」の人達。ここまでやっても入れない人がほとんどなんだろうなぁ。会館への道をのんびり歩く。この道を歩くのもかなり久しぶり。考えてみると、客としてあのホールに行くのは初めてかも。仕事では加山雄三・沢田研二・佐野元春などで行ったことはあるが。
17:45、ホール内へ入り、長い物販待ちの列に並んで、パンフ・ピックセット・ビニールバッグ・・・ん?ジグソーパズル?おーこれは!(笑)。買いました。携帯のストラップが妙に高いなーと思ってたのだが、実物を見て納得。でもこんなのとても付けられないから買わない。
既に18:00をまわっている。いそいそと席へ。19列30番・・・ん?おいおい、ちょっと待て。なんとPA席のすぐ後ろではないか。おまけに左隣は照明のオペレーターの席。斜め後ろと斜め前は関係者席。一般客は右に4にんだけ^^;なんともまぁ・・。
ステージはメタリックな雰囲気。流線型と言うか、三日月と言うか、なんちゃってNIKEマークと言うか、そんな形のオブジェ、3つの階段、その手すり状のモノに囲まれたような形で、ドラムとキーボード。そして噂のプラズマビジョンとおぼしきモノが大量に設置されている。なんとなく前のPA卓の上を見ると、紙に「Hysteric Psychederic ∞」の文字が。あらら、1曲目わかっちゃった^^;。まあそれだろうとは思っていたが。まだ席についてない人も多い中、SEが変わり、いよいよオープニング。ビジョンに「THE ALFEE FINAL COUNT DOWN A.D.1999」の文字が映し出される。階段の上部分から3人登場。


■Hysteric Psychederic ∞
曲に集中するより、この席の何とも言えない居心地の悪さが気になる。
でも、列で言うと6列分くらい、前が空いているので、素晴らしく見通しがいい。「遠い最前列」といった感じ。
「今だけ輝きたい!」高見沢氏のシャウトが早くも飛び出す。声は調子良さそう。
それにしてもプラズマビジョン、凄い凄い。画像の鮮明さは今までと比べものにならない。
■CRASH !
坂崎ファンの皆様、早速「幸ちゃんタイム」でございます。ところが坂崎氏、歌詞飛びまくってボロボロに^^;;。
■CRIMSON KISS 〜白夜-byakuya-〜
「Let's Dance !」 え?なになに?おークリムゾンキッスね。コンサートでは初めて聞いた。
でも白夜の方がいいなぁと思っていたら、ちょこっとだけ日本語でした。いつもこうなの??
■夢よ急げ
聞き慣れたイントロでちょっとホッとする。4曲目で初めて「拳振り上げ」。やっとこの席にもなじんできた。
「いくつもの〜」からは客席大合唱。「パンパパン」の手拍子はやっぱり好きになれないが。

ん〜やっぱりこの席、コンサートに参加している、という気がしないなぁ・・。さっきからひどく冷静にステージを眺めている。

坂崎氏MC。「いよいよ1000年代最後のツアーが始まりました!」「浦和といえば、地元!」
と高見沢氏の方を見る坂崎氏。「すぐそこですからね。」
(※このホールの最寄り駅「南浦和」と「蕨」は隣り駅です。)

■風曜日、君をつれて
あ〜・・・。これは・・・。かなりせつない想い出が・・・。とてもここには書けません^^;
やばいんだよ、これは・・。すんげ〜へこみモードになってしまった。
■希望の鐘が鳴る朝に
坂崎氏のギター、3人のハーモニーから静かに始まる。へこんでる場合ではないぞ。
イントロの「グイ〜〜ン」と共に、無理矢理気持ちを盛り上げる。
桜井氏、ちょっと歌詞があやふやに(笑)

MC。ここで全員着席。
初日はみんなも「何が出て来るんだろう?」と緊張してるけど、もう横須賀当たりでは「あたし知ってるのよ」と
ふんぞり返るヤツが出てくる(笑)などなど。
そして話題は山野楽器のコンテストへ。むむっ、ということはタワレコでやったあれか??
突然当たったピンスポットに驚く高見沢氏。
坂崎氏「溶けちゃう溶けちゃう。」
桜井氏「照明さん、弱めのピンでいいですから。ちょっと当てれば反射します。白いですから。」(笑)

■Helplessly Hoping (どうにもならない望み)
ホール全体に響きわたるハーモニーとギター。タワレコのあの空間とはまた違った響き。これはいいわ。
もう当分聴けないだろうと思っていたので、感激です。

坂崎・高見沢チューニングタイム。
桜井氏、その音を聞きつつ「順調に下がっております。え〜〜・・・下がっております。」
坂崎氏「実況中継すんなよ!」
桜井氏、円・ドルのレートの話やさくら銀行の合併がどうこういいつつ、また「下がっております」(笑)

■シュプレヒコールに耳を塞いで
タワレコは秋ツアーのアコースティックコーナーのリハーサルだったのか(笑)。坂崎氏の声が妙にきれいに聞こえる。
終わり方がかっこいい。鳥肌です。
■Ticket To Ride (涙の乗車券)
オルガン風のイントロが流れる。ん?何じゃこりゃ?・・・お〜なるほど。
春ツアーの「夜空の星」と同様、すっかりアルフィーの曲になっている。
ビートルズの曲は、坂崎氏の少し喉を締めた発声の歌い方がよく似合う。
高見沢氏の絶叫あり、アカペラのハーモニーあり。やっぱりアルフィーの曲だ。

高見沢氏MC。
「浦和といえば、わたくしの大切なお母さんが生まれた街です(笑)」
明学の頃、コーラスの美しさに目覚めたきっかけの話。
そしてまた「?」発言が・・・
「こないだもね、ベルリン行って、なんとなく・・いやなんとなくじゃない、なんとか・・」
こらこら(笑)
この時、見ないようにしようと思っていたPA卓の上を見てしまった。
あ〜また次がわかってしまった^^;
「それでは、新しいアルバムから聴いてもらいたいと思います。Dark Side Meditation。」
まるでバラードを紹介するような高見沢氏の言い方(笑)。正反対の激しいイントロが始まる。

■Dark Side Meditation
ここからまたプラズマビジョンの出番だ。
し、しかし・・この映像・・・こわ〜い!人形がこっち見てるよ〜!歩いてるよ〜!落っこちてくよ〜!
隙間に謎の数字の羅列、スクラップのような映像がフラッシュのように挟み込まれる。
あ〜呪われる〜!1週間後に死ぬぞ、これは(笑)。
肝心の曲は、CDで聴くより違和感がなかったけど。
最初にCDで聴いたときは、なんか中途半端な曲だなぁと思ったが、生だとそうでもなかった。
■DNA Odyssey
「組曲系」は好きだけど、これはあんまり・・^^;。
それにどこがどうというのはよくわからないが、なんとなくバラバラな感じに聞こえたのだが・・。
■Justice For True Love
ビジョンにはPVが流れる。
だからなのか、何か映像に無理に合わせてるような感じが伝わってきてしまい、聴いてて苦しい。
桜井氏のボーカルも、いつもと違って、ただひたすら歌詞を追っているだけのような感じに聞こえたのだが。
■晴れ後時々流星
やっときました、楽しみにしていたこの曲。坂崎氏はダブルネックのギター。
やっぱりそうよね。あの印象的なフレーズはどう聴いても12弦の音だし。
でも、Kトラの番組中に練習(?)してたくらいだからなぁ。注目注目。
ん〜いいねぇ〜。細かい事言うと、イントロでひとつ音が出なかったところがあったけど^^;。
あんなに左手のほうを見ながら演奏する坂崎さんは珍しい。目を離すとちょっとあやふやになったりしてた。
やっぱり難しいのね。
■誓いの明日
すっかり「orb」化していた気持ちが、この曲のイントロでグイ〜ンと過去に引き戻される。
「I Love You〜」のハモリがなんだか中途半端だったぞ。後半になって、ちょっと荒くなってきてるのが気がかり。
■AUBE〜新しい夜明け
「許されぬ〜」、高見沢氏のボーカルから静かに始まる。この曲の時の映像が曲にマッチして、なかなか。

あら、これで終わりかい。な〜んか不完全燃焼気味の俺。
会場全体がドカ〜ンと盛り上がる感じがあまりしなかったのは気のせい?この席のせい?曲目のせい?
なんと「拳振り上げ」が「夢よ急げ」だけだったし^^;;
ん〜なんだろう?それだけではないような気もするが・・・。

アンコール1
燃え上がる炎の中に現れたのは「重金属」の文字。は?あ、なるほど、直訳ね^^;
そして「Heavy Metal !」に文字が変化し、典型的なメタルファッションで3人登場。

■悲劇受胎
こういうカッコを見るとどうしても思い出される「ジェネレーションダイナマイト」のPV。
高見沢氏のあの頃の髪型を思い出した(笑)。

長谷川・山石両氏紹介。
■鋼鉄の巨人
「Steal Giant 〜」のところのハモリ、主旋律が聞こえないぞ。バランス悪いよ〜。

続いて、場内には勇ましいメロディーが・・・。東京読売巨人軍球団歌「闘魂こめて」である。
おいおい、何を始める気だ?「鋼鉄の巨人」から巨人の球団歌というのは、狙ったのか偶然か(笑)。
登場したのは、今度は典型的なジャイアンツ応援団ファッションの桜井氏。メガホン叩きながらうろうろ。
スクリーンには3Dの「YGマーク」がグリグリと回転。突然止まった音に合わせて大コケする桜井氏。
「本心は非常に悔しい!なぜかというと、福岡ダイエーで王さんが優勝したじゃないか!
日本シリーズで王さんと長嶋さんが戦ってみなさいよ。ONですよ!おおいぬのふぐりですよ!」
ごく一部の男性ファンとスタッフのみ大爆笑。レッドカードものだぞ(笑)。
「やっぱり上原くんだよな!見たか?あの涙!あれが男ぞ!テツヤ!
「じゃーキーを決めよう!もちろんGだよ。G・G・G、G・G・G・・・」
むむっ、展開が読めてきた(笑)。
「ちょっと気に入らないなぁ。Dって優勝したチームじゃねーかよ!」

■D.D.D !〜Happy 65th Anniversary for Donald Duck〜
良かった。今回は「海援隊」なし(笑)。しかし変わった曲だ。
このビートなのにメロディー展開はいつもの高見沢節である。ハイパーじゃないユーロビート。
■SWINGING GENERATION
元のイメージが強すぎるのか、このアレンジだと何の曲か一瞬わからない。いつからこうなったんでしょうか?
詩の内容と反対の楽しげなリズム。悪くないけどね。
スクリーンには3人の映像が映っている。
正面からのものは、俺のすぐ前1mもないところにあるデジタルビデオカメラの映像。
左右からのはどこから撮ってるんだろうと思ってキョロキョロ。
どうやらステージの左右に置いてある、ドーム型のあれがカメラらしい。高見沢氏、一人だけ階段の上へ。
■SWEAT & TEARS
「誰か答えてくれ〜〜〜〜〜〜ギュ〜ン」て感じ(?)でスタート。
おお〜!ここでこう来るの?やっと気持ちも盛り上がってきたが、もう終わりだよね^^;;

アンコール2
高見沢氏MC。
「アルフィー25年のこの1999年、秋のツアーであらゆる音楽をやろうとしたのが大きな間違いでした。
しっかりついてきてくださいね。最初と最後が同じグループとは思えませんけども。」
確かに、フォークにダンスにヘビメタに下ネタにとなんでもアリだったな。
「情熱大陸」のロケで行った明学の話など。
「あきらめるというのは明らかに見極めること」 この言葉がしばらく頭の中をぐるぐると回ってしまった。
挫折してもいい意味であきらめて、また新しい道を見極めて進む・・。んー、いい事言うじゃん(笑)。
いつも高見沢氏の最後のMCは、正直いうと真剣に聞いてなかったかもしれないが^^;、今回はかなり心をうたれました。
「それぞれの道で戦うみんなのために作った曲です。」
■The Way

やっぱり席のせいかなー。客観的にながめている時間のほうが長かったような気がする。
でも、プラズマビジョンの映像の美しさは凄い。
ステージ全体がひとつのスクリーンになって、3Dの映画を見ているような錯覚を起こすぐらい。
このツアーは今日が最初で最後のつもりだったが、このままでは納得いかないぞ。ん〜大阪・・・行くか^^;


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