THE ALFEE
TOWER RECORDS インストア LIVE
1999.10. 2 タワーレコード渋谷店B1F STAGE ONE


4時起き。ねむ〜。始発で出発し、現地に6:45頃到着。お〜並んでる。ざっと60人くらいか。タワレコの横の路地の方まで列が伸びている。今日はラジオの公開放送もあるらしい。
特に何をするでもなく、ゴミの収集の様子なんぞ眺めながら、ぼーっとただ時間の経つのを待つ。8:30、ラジオの整理券をもらう人が列を離れ、別の行列ができる。ライブのみの人だけが取り残された状態。約20分後、整理券をもらった人たちが戻ってきて、何事もなかったように元の列に戻った。さすが「マナーのいい」アルフィーファン、順番を巡るもめ事も混乱も全くない。さすがですな。9:50頃、ようやく列の整理が始まる。10:00、ライブの入場券の引き替え開始。もらったチケットには「整理番号87番」。げ〜っ、そんなにいたのか・・・。まあ仕方ない。
さて、これからどうしようか?帰ってもう一度来ても間に合うが、それも面倒だし、とりあえず新宿に出て、「地球音楽ライブラリー」でも探すか。代々木公園の「北海道フェア」を見物。原宿駅の手前で、オリコンの小池社長とすれ違う。山手線で新宿へ。紀伊国屋で「地球音楽ライブラリー・THE ALFEE」を購入(最後の1冊だった・・)。南口の「FRAGS VISION」では、「Justice For True Love」のPVがガンガン流れていた(見ている人はあんまりいなかった)。ハンズや高島屋、WINS新宿、ヨドバシカメラなどで時間をつぶし、渋谷へ戻る。
18:45頃、入場開始。へ〜、本気でライブハウスじゃない、ここ。「超ミニ・パワーステーション」という感じ。椅子席は50席程か。入ったときはもう一杯で、結局センターやや下手あたりの椅子席の後ろの位置を確保。よしよし、ここならよく見える。場内には「orb」が流れている。ドリンク券をもらったが、そんなの使う余裕なし。ステージは奥に黄色に赤の、お馴染み「TOWER RECORDS」の文字がでかでかと。椅子・テーブル・マイク・譜面台がそれぞれ3つ。テーブルにはミネラルウォーター。譜面台は木製で洒落た感じ。さて、いよいよだぞ。しかし、俺の後ろにはそんなに人がいない。後ろは結構スペースがある。こんなんだったら、朝早くから出てくることなかったな。まあいっか。そして下手からメンバー登場。大歓声。


高見沢氏・坂崎氏はテリーズテリーのギター、桜井氏は手ブラ。軽く音を合わせて、始まったのは

◆挽歌
か〜!いきなりきたよ。アコースティックライブにはやっぱりこれでしょう。
原曲よりもちょっと柔らかい感じに聞こえる。
大きなホールでは既にまとまった状態で伝わってくるハーモニーも、この空間では、一人一人の声が別々に届いて、
頭の中で初めて合わさるような感覚を覚える(←うまく言えてない)。
「ALMIGHTY」の公開レコーディングの時のことを思い出す。
アコギだけの「挽歌」をこんな近くで聞くのは、あれ以来だ。

坂崎氏、「はい、どうも、こんばんは、ラッキーな人達。
一発で当たった方もいれば、意地で何枚も何枚も買ってくれた人もいると思いますけど、とりあえず入れました(笑)」
はいはい、何枚も買いましたよ。そして朝から並んで、ようやくこの位置におりますです。
坂崎氏「この感じ、デビューしたときの山野楽器がこんな感じだったなぁ。」
桜井氏「あとはルイードとかね。」
坂崎氏「それでは!7カポです。Emです。さよならの鐘。」

◆さよならの鐘
は〜。もう最高です、この選曲。大好きな曲が2連発。
19年前のレコード屋の店頭で歌っていた3人の姿がダブって見える。
一瞬、今がいつで、ここがどこなのかわからなくなった。なんか・・いいなぁ。無理して当てて良かった。
この2曲だけでも大満足。これから何が出てくるのか。

坂崎氏「ドイツから帰ってきて、初めてのライブです。帰ってきたよ。お風呂にする?ご飯?(笑)。桜井さんはどうでした?」
桜井氏「うち?帰ったら誰もいなかった(爆笑)」
成田からの帰りに、サービスエリアで何食ったか?の話。坂崎氏は天ぷらそば、桜井氏はソフトクリーム。
食べながら歩いてたら、長谷川氏とばったり会ってしまったらしい(笑)。(←みんな別行動だったらしい)
坂崎氏「高見沢は?和食とかは?」
高見沢氏「俺はどっちでもいいんだけど、出されたもの食うだけだからね(笑)」
坂崎氏「なんでも口入っちゃうしな(爆笑)」
そして、ドイツの食べ物の話など。
「これは向こうで、アルフィークラシックスでやるつもりだったんですが、時間がなくて省かれてしまった可哀想な曲です。」

◆Promised Love
桜井氏の艶のあるボーカル、サビのハーモニー、あらためてこの曲の良さがわかったような気がした。
こういった形で聞くのもなかなかいいですな。

終わっていきなり坂崎氏「あーびっくりした」。
何かと思ったら、「あそこに火星にある人面岩みたいのが見えて、なんか出た!
と思ったら、モニターに桜井が映ってた(大爆笑)」
桜井氏「やっぱり岩ですか・・。(笑)」
ドイツ語が思ってたより柔らかい感じだった、どこへ行ってもドイツ語しかなくて、テレビで英語を聞くとホッとした、等の話。
坂崎氏「僕らのいない間に、いろんな事件があったでしょ。台風も凄かったみたいだし。」
桜井氏「野球もいい感じで進んでると思ったのに・・・く〜っ(涙)」

◆明日なき暴走の果てに
この曲も聞けるとは・・・。曲の間中、放心状態。
「いまだゴールは見えず・・」で、何故か涙が出てきた。今日はなんかおかしいな、俺。
文字にすると何か違うような気がするので、この曲の感想はここまで <ボキャブラリー不足

ベルリンの話。第九を歌ったことについて、桜井氏「感激なんてもんじゃないですよ!なんで俺ここにいるの?って感じ。」
ブランデンブルグ門の迫力と歴史の重さ、10車線くらいある大きな通りを止めてステージを作った、等の話。
坂崎氏「英語バージョンの曲も結構やったんですよ。」
客席「やって!」
坂崎氏「忘れた!(笑)。第九も英語でしたね。さすがにドイツ語は無理でした。」
桜井氏「無理だね。教育が必要だね。」
高見沢氏「お前、ドイツ語取ってたじゃねーかよ!!」
桜井氏「たかだか2年くらいドイツ語やったって、第九が歌えるわけねーじゃねーかよ!
大工の修行ってのは10年以上かかるんだから。」

「これは去年、フォレストヒルズでもやった曲です。」
◆THE BOXER
来た〜!これもやってくれるの?うれしくてもう叫びたくなってきた(笑)。
メンバーにとっても、ファンにとっても、俺個人にとっても、大切な曲である。今さらながら、うまいな〜と思いつつ聞きました。

ベルリンでのライブの翌日のパーティーの話。
坂崎氏「披露宴みたいなの(笑)」
オープニングの式典の話では、
坂崎氏「ドイツの大統領や、日本からは秋篠宮殿下。すっごいでかい場所でね、あそこはなんていうところだっけ?」
桜井氏「コンチェルトホール。」
客席から「おお〜っ!」と声があがると、
高見沢氏「ホール覚えてただけじゃないかよ。」
桜井氏「レベルが凄い低いよね、その接し方が!!」。爆笑。
何十メートルという高い天井に、豪華なシャンデリアがいくつも下がっている、凄いところだったそうだ。
そしてここから、同時通訳の話へ。
坂崎氏「同時通訳の、ラジオみたいな機械をみんな着けてるんだけど、それがあちこちでボコーンボコーンって
落っこちるの。あれ、寝てる証拠。棚瀬からも落ちてました(笑)。」
このあと本日のNo.1バカウケ爆笑エピソード。
坂崎氏「同時通訳のねーちゃん、おばさんかわかりませんけど、ネパールの駐独大使が壇上に上がって、
さあ読むぞっていう時、同時通訳もたぶん構えたんでしょうね、さあ!って感じで緊張して。
そしたら大使が眼鏡変えてモタモタしてたんですね。そしたら同時通訳が『オイオイ』って言ったの。」(大爆笑)

坂崎氏「高見沢が入って、初めてこの3人でハモった曲ですね。実は高3の時のコンテストで、
桜井達はこの曲をやるつもりだったらしいんですよ、ボクサーじゃなくて。
ボクサーやったから優勝して、今のこれがあるわけですよ。もしこの曲をやってたら・・僕が優勝してたかもしんない(笑)。」
◆Helplessly Hoping (どうにもならない望み)
CSNの曲。初めて聞いたけど、これがメチャメチャかっこいい。コーラスワークも完璧。
いや〜これはホントに圧倒されました。

◆OHIO
これはCSN&Yの曲。あれ?最近聞いた気がするが・・いつだっけ?
これもド迫力。S&Gのカバーとはまた違った、パワーのあるコーラスとギター。
こういうのやらせたら日本一ですな、アルフィーは。再確認。

公式レセプションの話へ。
秋篠宮殿下はアルフィーのCD(星空のディスタンス等)を何枚か持っているそうだ。
桜井氏、このあとネット上には書けないことを言ったので省略(笑)。
殿下はアルフィーに興味津々だったらしく、ライブもどうしても下で見たいとおっしゃったが、
警備上の問題でダメだったらしい。
レセプションの席で、坂崎氏は「質問はダメ。自己紹介だけ。」のはずだったのに、
殿下に「ナマズはどうですか?」と聞いてしまって、そのあともナマズ談義を少しだけだがしてしまったそうだ。
坂崎恐るべし。桜井氏、「わかっちゃいるけどさぁ、血が騒ぐのよ、この男。」
高見沢氏は帰りの空港でも殿下と会って、わざわざあちらが立ち止まって挨拶されたそうだ。
坂崎氏「これで年末の武道館にでも来られたら・・・大変でしょうね、警備とか。だったら僕ら出向いていきますよね。」
桜井氏、また変なこと言ったので省略(笑)。
高見沢氏、「こういう僕らみたいな音楽も聴いて、クラシックも聴いて、ナマズも飼ってる。親近感がわきますよね。
こういう機会はもうないでしょうね。」

高見沢氏、「この街の歌だね。」
◆ロンサムシティ
初めて「讃集詩」を聴いたときから、強いインパクトを与えられたこの曲。
イントロのギターのアンサンブルの美しさと、力強い高見沢氏の歌声が素晴らしい。
今日は聞きたい曲ばかりで、もう泣けてきますわ。

動物園に行った話。ドイツ語では「ツォー」というそうだ。トカゲや亀など、きちんと飼育されている、とうれしそうな坂崎氏。
ドイツ人はきちんとしている、という話しから、ベルリンは今後ヨーロッパの首都になるつもりで動いている、という話など。
ベルリンも変わっていってるが、渋谷も変わったという話題へ。
高見沢氏「タワーレコードがこんなところに移ってたなんて知りませんでしたよ。
昔のあの吉野屋の前のイメージしかないから。よく買いに行きましたよ。
パルコができて、公園通りていうふうになってからは、凄まじいことになってますけど。」
坂崎氏「センター街も歩いたよねー、お好み焼き屋とか。」
高見沢氏「ジャガイモ屋とか。そうそう『バーン』だ。それで『ワイルドバーン』作ったんだもんな。(笑)」
桜井氏「今は恐いですもんね。こ〜んな髪の毛染めた女の子にカツアゲされそうですもんね。」
桜井氏「オヤジ狩りされそうです、この辺とか。」といいながら、後頭部を刈り上げるような仕草。
「オヤジ狩り」を髪の毛の刈り方にひっかけたギャグだったのだが、いまいち伝わらず、横向いて小さくなる(笑)。
坂崎氏「最後の曲ですね。またツアーで会いましょう!」
高見沢氏、突然「今日はどうもありがとう!じゃぁ最後の曲です!チャンピオン!」とアリスのマネ(笑)。
桜井氏「高見沢、抜けてないねまだ。習性だね習性。」
坂崎氏「でもみんな大変だったよね、今日はね。」
客席から「寝てな〜い」の声。すかさず桜井氏、「じゃぁゆっくり寝てください。」(笑)。そりゃそうだ。

◆シュプレヒコールに耳を塞いで
これはちょっと意外な選曲。
こういう形で聴くのも、また新しい聴き方ができてうれしい。アコギ2本だけでもこんなに迫力のある曲になるんだなぁ。
耳はボーカルに、目は坂崎氏のギターに釘付け状態。

はぁ〜とりあえず終了。すかさず、アンコールの声が盛り上がる。
あら、すぐでてきた(笑)。巻きが出てるって言ってたけど、ほんとに時間ないのね^^;;;

高見沢氏「またツアーも始まります。それぞれの会場で、みんなとお会いしたいと思います。
これからも末永く、僕らをよろしくお願いします。今の僕たちの気持ちを表している曲だと思います。じゃ、最後に。」

◆過ぎ去りし日々
この曲になると、高見沢氏、極端にボーカルが不安定になるんだよなぁ・・。今日も出だしがちょっと危なっかしかった。
けどまぁこれもやってくれるだけで涙モノなので許します。<偉そうに^^;


場内には「晴れ後時々流星」が流れ始める。
1時間20分、ほんとに内容の濃いライブだった。あらためて演奏された曲目を見ても、俺の希望をほぼ完璧に満たしてくれる選曲。ツアーとはまた違った気持ちよさが残る。これからも、たまにはこういうのをやってくれるとうれしいのだが・・。今日はもう最高。アルフィーは凄い。来て良よかった!文句なし!以上!


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