THE ALFEE
AUBE 2002
TRANSFORMATION
2002. 4. 4 サンシティ越谷市民ホール (埼玉県越谷市)


 新越谷駅に着いたのが開演10分前。ホールに着き、とりあえずトイレに行こうとすると、例によって男子トイレが女子トイレと化している。遠いところまで歩かされて用を済ませる。
 しかし懐かしいなぁここは。コンサートスタッフ時代に何回か来たことのあるこのホール。最後に来たのは来生たかおのコンサートだったか。調律師のおっさんの顔や、もの凄くカワイイのにもの凄く性格の悪かった物販のねえちゃんの顔が思い浮かぶ。あれはもう15年以上前かぁ。
 席に着いたのは開演1分前。ステージはアーチ状の鉄骨が奥までいくつか並んでいる。スクリーン等はなく、映像は使わないらしい。センターにはシンセドラムがすでにセッティングされている。こりゃ、初めからハデに行くのであろう。
 席は1階6列10番。この列は端が9番なので、下手側の花道のほんとにすぐそば。2mも離れてない。ここは危険である。王子ファンや坂崎ファンのお姉さま方が殺到するゾーンである。そんな中で、俺はどうすればいいのだ?一緒になって、きゃータカミー!幸ちゃ〜ん!とやるわけにもいかず。だからといって、無関心でいるわけにもいかず。などど考えているうちに、客電が落ちる。


◆18:35 開演◆
打ち込み系のビートでスタート。ALFEEもとうとうトランスに手を出したのか?(出さないです・笑)
"トランス"フォーメーションっていうシャレ?(いや、それも違うと思う・スペル違うし)
そこにまず高見沢登場で、ギターの音が絡む。
続いて坂崎&桜井登場。桜井氏のベース、蛍光オレンジでまぶしい(笑)。

★ Beat Pop Generation
オープニングはこれですか。去年の秋のイメージがまだ強く残っていて、頭の中にはあの映像が浮かんでくる。
なんとなくボーカルが聞きづらい感じがするのだが・・。小さいというか、こもってるというか。

★ Hysteric Psychedelic ∞
打ち込みビート系2連発。最初から飛ばしますねー。
坂崎氏のギター、指の動きまではっきり見えるのでかなりうれしい。

★ Funky Dog !
毎回この3曲目あたりで「幸ちゃんタイム」になるのだが、今回はこれ。
半分冷めて見ていることの多い俺だが、これはのめり込みました^^;
坂崎氏、下手側のスピーカーをすり抜けて花道へ。うわっ、やばい、お姉さま方殺到・・・
かと思ったらそうでもなかった(笑)。
いやーしかし坂崎さん、あなたとこんなに接近するのは「ALMIGHTY」のレコーディング以来ですよ。
盛り上がりつつもしみじみしてしまった。
花道に2台設置されている「銀テープ発射装置」の左側のヤツに、坂崎氏の脚が当たってずれちゃった。大丈夫?

★ Crimson Kiss
げげっ!クリムゾンかよー。
高見沢氏の「Let's Dance !」の叫びで火花爆発。客席は荷物をゴソゴソ。
みんなで赤いのを振り回す光景は、集団で助けを求めているみたい(笑)。
この曲は、間奏に入る瞬間が好き。他はあんまり・・。高見沢ボーカル、やっぱり聞きづらいよ。原因はどこに??

★ WILD BAHN !
きたぁぁぁ!これは大好きなのでもうニコニコでございます。
桜井蛍光オレンジベースがもの凄く目立つ。そこだけ浮き上がってるみたい。
曲が終わって、そろそろMCだな、と思っていると・・・↓

★ Masquerade Love
またきたぁぁ!(笑) ちょっと頭っから飛ばしすぎじゃないの?
この曲は客席も面白いので(失礼)、ステージ見たり客席見たり。
高見沢氏の「ま〜すかれ〜〜〜〜〜ぃ!」が、すんごい高いところまで飛んで行った。
途中、息が続かなくなった感じで歌詞が飛んだ。ブレス忘れるほどノリノリの王子^^;

<MC 坂崎>
「今回はアルバムが出てのツアーじゃないので、皆さんもアレが来るだろうとか、いろいろ予想を立ててると思いますが、だいたいハズレます(笑)」
坂崎氏、鼻つまりぎみか?
前の席の2人!大声でベラベラしゃべるな!うるせーよ!

★ まだ見ぬ君への愛の詩
高見沢ボーカルがいつにも増して不安定。というか、ちょっとひどすぎ。がっかり。
苦手ならやめといた方がいいんでないかい?

★ WEEKEND SHUFFLE 〜華やかな週末〜
アコギとコーラスのみのサビからスタート。おーいいねー!
2月の感謝ライブでこの曲が聴けなかったのを残念に思っていたので、これはうれしい。

★ シンデレラは眠れない
シングル連発で、なんか感謝ライブの光景を想い出す。

<MC 坂崎・桜井>
着席タイム。
「え〜越谷は〜"98年ぶり"ですか?長い間のご無沙汰で。生きてる方も少なくなってきたようですが(笑)」
「まぁ越谷と言っても越谷の人は少ないと思いますが(笑)、ね、今日はもう北海道からも山口からも来ていただいて」
出た、山口。
そして桜井氏登場。政治ネタなど、その場の思いつきでしゃべってる様子がありあり^^;
「やっと昨日、ジャイアンツに初日が出まして、負けてたらあの色のベースはやめようかと思ってたんですけど。」
初日だけど、みんな雰囲気が良い、普通は構えちゃうものだけど・・とボクシングの構え。
「ボクシングだけどひざが曲がってます。オカマのボクシング。」
これが妙にハマったらしく、坂崎氏がしゃべってる後ろで、桜井vs高見沢のオカマのボクシング対決状態。
「なんか後ろで、オカマだのニューハーフだのと言葉が飛び交ってますけど(爆笑)」

★ Faith Of Love
着席タイムはアコースティックやってほしいんだけど、なかなかやってくれません。
この曲は、以前はあまり好きじゃなかったけど、コンサートでしつこく(笑)聞かされているうちに好きになってきた。

★ Moonlight Fairy
まったり。 ←それだけかい

<MC 高見沢>
ツアータイトルの意味、変革・改革について。
「ヘアースタイルも変わりましたね。リーゼントだった桜井がダンディーな感じに。坂崎のブロッコリーみたいな・・・(爆笑)」
「白だと思っていたものが黒に見えてきたり・・歌の聴き方もそうだよね、始めて聞いたときは何だろうと思ってた曲の意味が、だんだんわかってきたり・・・コンプレックスブルー、何だろうと思ってたのが、今はドツボにハマってたりとかね。だめだよ不倫は!」

「今のこの世界を歌った曲です。Chaosの世界。」

★ Chaosの世界
タイトルを聞いた客席の反応がイマイチ。変にザワザワしている。忘れてたり、知らなかったりする人が多かった模様^^;
このヘビーな曲調、マラソンで流れたんだよな。なんか変な感じ。
曲の最後、他がジャン!と終わってるのに、高見沢ギターだけ「ビヨン」と余分な音一発(笑)
慣れてない曲は難しい。

★ Dark Side Meditation
相変わらず、頭の中には人形が歩いているのだが^^;
終わり方が今までとちょっと変わってた。

★ 運命の轍 宿命の扉
テンポがどんどん速くなっていくような錯覚に陥る。なんかすごく忙しく聞こえたのだが・・。
これぐらいステージに近い席だと、無意識のうちにメンバーの「指」ばかり見てしまう。
考えてみると、さっきから指の動きばっかり見てたなぁ。

おなじみの鐘の音が鳴り響く。
舞台ソデではビーナスエンジェルギターが準備されていたので、ゲゲッ、キボカネかよ。勘弁してよ。と思っていると・・・

★ LIBERTY BELL
うわーリバティーベルだぁ(笑)。
内輪受けなので理由は書かないけど・・・
只今この曲は笑いどころになってしまっているので、半笑いのまま聞いていた^^;;;

★ Heart Of Justice
あ、これで終わりか。そういうことがわかってしまう選曲は、あんまり「変革」してないな。
サビに入る瞬間に銀テープ発射。「Funky Dog!」の時に坂崎氏が動かしてしまった発射装置、
いつの間にかスタッフが直していたらしい。
シュッ!っと音がした瞬間、何を思ったか反射的に「装置」の方に目が行ってしまったが、
その時すでに銀テープは上空に(笑)。どこ見てんだよ俺。近すぎたために、自分の席にはテープは落ちてこず。
「ジャ〜〜スティ〜〜〜〜ス!」の高見沢シャウトで本編終了。

◆20:28 アンコール 1◆
★ Twist & Shout (ビートルズ)

★ Juliet
イントロスタートと同時に客席絶叫。人気あるのね、この曲。
「君が好きさ」でさかんに客席を指さす坂崎氏。幸ちゃんファンの女性にはたまりません、てな感じですな。

★ クリスティーナ
おーおー、飛ばすねー。桜井氏、「I LOVE YOU」で高見沢ばりのシャウト。盛り上がるねーこれは。

★ ロックンロール・ナイトショー
イントロに乗せてメンバー紹介。
「なんと今日初日が誕生日〜!はせがわ〜!こ〜う〜じ〜〜!Happy Birthday〜!」

1番の終わりから間奏にかけて、花道に坂崎氏が再び登場。最初に来たときとは客の盛り上がりが違う。
劣勢のボクサーのように、あっという間にロープ際に追い込まれ(?)、坂崎氏とは1mもない距離に。
間奏で使ったマウスハープを客席に放り投げる。絶叫。
そして、とうとう恐怖の時がやってきた。タカミー王子が花道に登場。またまた押しつぶされつつ、王子とも距離1mに。
黒のメッシュの衣装なので、乳首まで丸見え^^; 左腕には「忠福」の文字が。
熱狂するお姉さま方につぶされながら、ひとり「忠福って何?」と悩む俺。

高見沢 「さぁそれでは久しぶりにご当地名産シリーズ!越谷と言えば!?」
取り出したのは「ダルマ」。
坂崎 「ダルマ有名なの?」
桜井 「有名だよぉ。年間50万個作ってるんだから。」
坂崎 「年間50万個が多いんだか少ないんだかわかんない(笑)」
高見沢 「それじゃー行ってみましょう!ダルマ!」

「ダッ ダッ ダ〜ルマ」のコーラスを始めるが、語呂が悪い(笑) 「リズムに乗りにくいよ」
高見沢氏、ダルマにマジックで目を入れるが、目の中にまつ毛まで書いてしまい、これじゃ痛いよ!逆さまつげ!と突っ込まれる。
サインをして客席に投げようとするが、危ないからやっぱりあげるのやめた!と引っ込めてしまう高見沢氏。
結局、最前列の子供にプレゼント。

次に出てきたのは「長ネギ」。
坂崎 「ネギ?ネギは深谷だろ!?」
桜井 「越谷のは違うんです。松葉葵・・・三つ葉葵・・?」
高見沢 「なんだよ、ウケないことすんなよ!」
桜井 「だって俺ネギのこと知らないもん」
高見沢 「だったら中途半端なこというなよ!!(爆笑)」

で、ネギでコーラス。「ネッ ネッ ネ〜〜〜ギ」
坂崎 「ネギでハーモニー付けるなんて、ゴスペラーズじゃできないかんな!・・・馬鹿馬鹿しくて^^;」

次は地ビール。「クワイラガー」
客席の反応が薄い。
高見沢 「誰も知らないじゃねーかよ?越谷のヤツいるのか!おい!」
桜井 「クワイ?なにこれクワイ込むの?」 瓶をくわえるポーズ^^;

で、クワイラガーでコーラスを始めるが、高見沢氏、タイミングが取れずに口をパクパク。
桜井 「(爆笑) お前、金魚じゃないんだからよ〜!」

坂崎 「あとは何?越谷で有名なヤツ。桐ダンス?」
ここで客席のあちこちから、「桐ダンスは春日部だよ」という超ローカルなツッコミがはいる。
(※越谷市の北に隣接するのが春日部市です)
お構いなしに、桐ダンスでコーラス開始。そこに突然高見沢ギターで「星空のディスタンス」のイントロが。
坂崎 「それはディスタンス!」
桜井 「違うよ、お前が"それは桐ダンス"って言うんだろ!そしたら俺が、"それはディスタンス!"って言ってオチるんじゃねーか!」
高見沢 「練習したじゃねーかぁ〜〜!!」
で、やり直し(笑)。

坂崎 「桐ダンス?」
桜井 「それはディスタンスでんがな〜!」
3人 「失礼しましたぁ〜!」

最後に「越谷」でコーラスを始めようとするが、高見沢氏のギターのチューニングがめちゃくちゃになっていることが発覚。
直そうとするが、ほとんど全部、めちゃくちゃに下がっちゃってて大爆笑。
桜井 「あのね、楽器持ってコントやるときは、糸巻きの所、触らないようにしないと。反省したな。」
再び「越谷」でコーラス開始。どんどんキーが上がっていって終了。
いや〜笑った笑った。こんなに細かく覚えてるほどだから相当なものだ^^;;

★ メリーアン
またまた注目はギターの指の動き。特にこの曲は坂崎ギター。
イントロの頭、やっぱり全弦解放からEmのハンマリングしてるんだー、と今更ながら確認。
そして間奏のソロも見どころ。

★ 閃光
また高見沢ボーカルが遠いぞ。この曲、聞いてるだけで息切れしてくるわ^^; 盛り上がるんだけどね。

はぁ〜疲れた、と座ったところで、足下に置いてあった荷物がいつの間にか散乱していることに気付く。
多分、花道殺到の時に蹴飛ばされたに違いない。コワイコワイ。

◆21:05 アンコール 2◆
<MC 高見沢>

「今年はTRANSFORMATION!ちょっと違うところは、いつもツアーが始まってから、みんな、今年はどこでやるんだぁ?早く決めてくれないと有給が取れないじゃない!うちの課長うるさいんだから!と言われますが、今年はもう決まっています!!8月24・25日!西武ドーム!関東5大球場制覇!これは10年ぐらいは破ることはできない!なぜならば、神宮球場はもう誰も使えない!(笑) いろんな問題があります!やったもん勝ちということもあります!」
「西武ドーム、昔クイーンも来ました。あそこでうちのフレディーが・・・白いスパッツで・・・見たくねぇ〜〜(爆笑)」
後ろで桜井氏、前が大きく開いたフレディーの衣装を指でジェスチャー^^;;

長谷川氏が誕生日ということで、
高見沢 「長谷川、いくつになったんだ?37?37かぁ・・。おめでとう!」

アンコール最後は日替わりにする、という宣言。
高見沢 「その場の気持ちや思い浮かんだ言葉で曲をやってみたらいいんじゃないかなと言ったら、みんなに反対されたんで(笑)、今日のことは決めてきた!」
坂崎 「みんな得意と苦手があるからね(笑)」
高見沢 「初日というこの出会いと、8月にまたみんなが来なければいけなくなるという気持ちにさせるような、ね。またステージで会えるために、この約束の歌を!」

★ See You Again
イントロの坂崎ギターソロだけで泣けてくる・・・・と感激に浸っていると、
頭で桜井氏が何やらしくじったらしく(なんか変な音が出てた)、高見沢氏に指を差されてごめんなさいポーズ。
そのあとも首をヘコヘコさせたりするもんだから、こっちは笑い泣き。
「Thank You 越谷!See You Again〜〜〜!!!!」
「Again」のエコーが響くと微妙に笑い声が漏れるのはどんなもんでしょう^^;
桜井&高見沢、お互いに深々とお辞儀をして、最後は腕を組んで退場(笑)

◆終演 21:20◆


 ちょっとしたミスがあったり、ネタがすべったりと、いかにも初日らしいコンサート。いつだったか、ツアー初日を見に行ってガッカリしたこともあったが、今回は大満足。
 アルフィーのコンサートに悪い席はない!というのが最近の決まり文句になっているが、やっぱり細かいところまで注目できる、ステージに近い席は楽しい。恐いこともあったが(苦笑)。
 次は松戸。同じ首都圏だし、最後の曲以外にもメニューが変わることが楽しみ。
 今度は22列だし、つぶされることもなかろう^^;


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