THE ALFEE
「連続34作オリコンベスト10入り〜日本新記録達成感謝LIVE」
Thanks for your Love
2002. 2.16 さいたまスーパーアリーナ (埼玉県さいたま市)
特典を付けるCDの売り方への賛否両論から始まって、チケットの抽選の当落、当選はがきのオークションでの高騰などなど、いろいろと物議を醸した感謝ライブ。約5倍という倍率を聞いて、まぁハズレたら仕方ない、当たったらめっけものと思っていたが、運良く当選。なぜか俺のまわりではハズレたという話は聞こえてこなかった。そんなわけで、仕事でどうしても参加できなかったS嬢以外は、結局いつものメンバーが勢揃い。ほんとに5倍だったの?
遠方から駆けつけたり、早い時間からグッズ販売の列に並んだりしているファンもいるというのに、グッズは友人に頼み、昼前まで寝ていて3時過ぎに出発というやる気のない地元民の俺は、4時過ぎに現地到着。諸々の用事を済ませて、駅前でボーっと行き交うファンの様子を眺めていたが、ほんとにアルフィーファンは見ていて飽きない。良くも悪くも。「フーン」「オーッ!」「ウワッ!」「ゲゲッ!」「アイタタタ」などとファン観察しつつ、他人のことを言ってられるのか、と自分の身を振り返りつつアリーナへ向かう。途中、イヤなものを見てひどくテンションが下がったが^^;、気を取り直しAゲートへ。Cゲートを過ぎたあたりで、ガラス越しにアリーナ内部を覗いてみると、例の「ムービングブロック」が奥へ移動して、できたスペースはバーゲン会場になっていた。なるほどねー。
形ばかりのカメラチェックを抜け、チラシやメモリアルチケットを受け取り(←これが運命の分かれ道だったことは後で知ることになるが)西側コンコースへ。高見沢フィギュアの実物を初めて見てギョッとする(笑)。やっぱりギターだけ欲しい。
客席に入る。これがアリーナモードか。広さ的にはスタジアムモードのほぼ半分といった感じか。席はステージ正面のスタンド2列目。場内にはシングル曲が流れている。
開演間際になって、目の前の1列目に「ご招待」のチケット(ハガキじゃなく普通のチケット)を持った人たちが入ってきた。どうしても見たくて、オークションで5万も6万も払う人もいれば、別にファンじゃないけど招待されたから来たという人もいるのね。俺の前には小学生くらいの男の子。どういう関係なんだろか?
そしてどういうわけか、俺の横は男が多い。それもみんな170cmくらいある。ほとんどフリーキック時のゴール前の壁状態(わかりづらい・すまん)。後ろの女性はシュートを決められないのでは?(さらに謎)
ヒマをもてあまし前の通路をボーっと眺めていると、2年前の某オフ以来あまり顔を合わせたくない女が、毎度おなじみのコスプレバリバリで通過。うわっ、またまたテンション下げ下げ(苦笑)。
「間もなく開演」のアナウンスが入ると、場内に異様な静けさが広がる。抽選で決まった席のため、ほとんどが「隣は知らない人」状態なのだ。うへーっ、気持ち悪い雰囲気。ありえないほどしーんとしている。あまりのことに、笑いをこらえていたところで客電が落ちた。
◆18:41 第1部開演◆
☆ BLOWIN' IN THE WIND
ステージ暗転のまま、3人の歌声が響く。
☆19 -nineteen-
ステージの奥は白い幕で覆われ、3人だけのアコースティックバージョン。
へ?アコースティックなの?全部?でもT-comにはいつもの「ぶっこわれ要求」の書き込みがあったし・・。
ステージをよく見てみると、いつもの「銀テープ発射装置」がある。なんだ、そうだよなやっぱり。
しかし、19。このアコースティックバージョン、めちゃめちゃカッコイイ。
<MC>
それぞれ感謝のお言葉。
高見沢「かなりの倍率の中集まってくれたみんなが、たとえ運を使い果たしてしまったとしても、価値のあるライブにしたいと思います!」
スーパーアリーナの「スタジアムモード」と「アリーナモード」の違いを説明する桜井氏。イマイチわかってない坂崎氏。
坂崎「みんな知ってた?」
客席「しらなーい!」
桜井「バカじゃないのみんな?」(爆笑)「埼玉のことなら何でも聞いてください!」
坂崎「もう一度逢いたい人はいますかね?桜井さん。おじいさんの太傳治さんとか(笑)」
桜井「そういう事言うと唄ってる最中に出てきちゃうからやめてください!」
☆もう一度君に逢いたい
曲よりもなぜか高見沢氏の左手が気になっていた。
あれから1年、気にせずにアコギ弾けるまで回復したのね。よかったよかった。
<MC>
プレゼントコーナー。
さいたま国体イメージソング「TRY」のCDと大会マスコット「コバトン」のぬいぐるみのセットが10名。
ロンドン公演のスタッフ用ウインドブレーカーが200名。
桜井氏、それを着てモデル風にウォーキング。
坂崎「いいですねー。なんかディノスとかニッセンとかみたいですね(笑)」
メモリアルチケットにTOSHIBAの「はんこー」(←坂崎風)が押してある人は当たり!
俺はハズレ。あちこちで歓声と溜息。
☆Promised Love
この曲はあんまり思い入れがないというか何というか・・^^;
<MC>
坂崎氏・桜井氏、1年経つのは速いとか、オリンピック見てる?とか言っているところに突然・・
高見沢「いい歌だなぁこれ」
高見沢「約束信じて何も言わない人っているのかなぁ・・」
高見沢「ずいぶん都合のいい曲だなぁ・・」
桜井「あのね、言っときますけど全部あなたが作ってるんですからね!」
この後、話題があちこちに飛んでめちゃくちゃに。
高見沢「今日は全国から来てくれていると思いますけど・・」
坂崎「また聞きますか(笑)」
高見沢「えー山口県から来た人!」(爆笑) <またそれかよ^^;
高見沢「BAY-AREAの映像を見ると、あの階段を駆け上っていくところ、颯爽としてるなぁって感じで。今はもう登れないと思いますけど(笑)。桜井登れる?」
桜井「登れますよー!でも上まで登ったら膝に水溜まっちゃいますけど(笑)」
☆ROCKDOM -風に吹かれて-
これはいつものバージョンの方がいいかも。
アコースティックだと、なんかこう奥底からグワーッとくる感情の高まりみたいなものがなくなっちゃう。
ラスト、客席合唱はいいんだけど、近くに思い切り音をハズしたまま熱唱するヤツがいて興ざめ(笑)。
おーい勘弁してくれー!
<MC>
高見沢「夢というのは本気で追いかけなければ・・」
あ、My Truthか。そういう見方でいいのか、俺^^;
☆My Truth
んん?なぜかスタンディング。
これ、1位になったのかぁ。今の時代では考えられんなぁ。もちろんいい曲だとは思うが。
これはアコースティックバージョンもなかなかよい。
高見沢「休憩!」
というわけで、15分休憩ですと。
ここまでがアコースティックで、このあとはいつも通り、山石ファン長谷川ファンお待たせいたしました、ということね。
会場の雰囲気、選曲、そして休憩^^;、なんとなく神戸のカウントダウンを思い出した。
ひとりでいてもつまらんので、いつものメンバーの所に行こうと思ったところ、後ろから大声で呼ばれた。うあ、「毎回約束しなくても会っちゃう」SちゃんとMちゃん。こんな1万人弱の中でもやっぱり会ってしまった(笑)。J嬢とも合流。
席が離れているために今までしゃべれなかった分を、それぞれこの時間にぶちまける。毒を吐きまくる(笑)。
◆19:50 第2部開演◆
客電が落ちると、突然「さいたまスーパーアリーナの皆さん!ジアルフィです!」の声が!
スクリーンに現れたのは、CX「笑う犬の発見」でおなじみの『ジアルフィ』!(内村光良・堀内健・原田泰造)
去年の年末あたりから、どこかでコンサートに現れるんじゃないかと噂はされていたが、ここで来たか(笑)。
「僕たちの活動を見てください!」
実際に番組でON AIRされた温泉旅館のコントが流れる。ウッチャンタカミー強烈過ぎ^^;
「何よ!この距離!何よ!このディスタンス!」
「それでは、そちらのTHE ALFEEの皆さん、頑張ってください!続いての曲は!メリーアン!」
☆メリーアン
ジアルフィの曲紹介で本物登場。コントが強烈だったので、この曲の間は半笑いだった^^;
☆星空のディスタンス
前の招待席の皆さんは、物珍しいものを見るような感じで客のノリを観察。
☆シンデレラは眠れない
曲が始まったと同時に、前の男の子に隣の母親らしき女性が話しかけ、しきりにうなずいている。
お母さん、これはどうやら知ってる曲だったらしい。
しかし俺、さっきから前の席の反応ばかり見てるなぁ^^;
☆STAR SHIP -光を求めて-
おーおー、「ザ・ベストテン全盛時代」の曲連発か。
この曲の頃は専門学校1年だった。講義のゲストに映画の宣伝マンが来て、「レンズマン」の宣伝したことがあったなぁ。
このレコードの見本盤やポスター配ったり。すっかり懐かしモード。
<MC>
坂崎「はい、どうもありがとうございます。THE
ALFEEでございます(笑)。」
高見沢「やばいなぁ、衣装がかぶってるなぁ。一緒だったなぁさっきの・・^^;」
桜井「おかしいよね。誰かネタ売ってるんじゃないの、スタッフが!」
お互いの家族を呼び捨てにするな!という話が盛り上がったところで
桜井「さっき長谷川が、『いやープロは面白いですね』だって。誰と比べてんだよ!俺たちはミュージシャンだぞ!」
高見沢「いや、そうとも言えないぞ。ミュージシャンは牛にならないだろ。」
坂崎「でもあのモノマネはリスペクトを感じるね。」
高見沢「桜井わかる?リスペクト。」
桜井「トヨペットなら知ってる」(爆笑)
坂崎「それまでチャート上では1位になってなかったんですが、この曲は初登場で1位になりました。」
☆恋人達のペイヴメント
どうもこの曲は、俺の中では「間違えないか心配する曲」になってしまったらしい(笑)。
2番の頭・・・よかった、間違えなかった。(半分期待しているらしい)
前に座っていた男の子と女の子、関係者に促されて席を立つ。なんだ??
あ、そうか!あの子たち、彩の国子供大使だ!今朝の新聞に出ていたのをすっかり忘れていた。
ってぇことは、この前の列は埼玉県関係の人たちなのね。例の新曲もそろそろ、ということか。
☆白夜 〜byaku-ya〜
イントロと同時に何とも言えない歓声。
やっぱりクリムゾン・キスよりこっちだな。赤いのを振り回したい人にとっては物足りないのかもしれないが。
☆Brave Love -Galaxy Express 999-
うあっ、ずいぶん真ん中へんのシングルをすっ飛ばしちゃうのね。
ここまでどちらかというと「懐かしモード」だったのだが、この曲で急に現実に戻されたような感じ。
まぁ真ん中へんをやられても、俺はブランク中だったので思い入れが薄いからなー。かえって良かったかもしれんが。
なんかいつもよりテンポ速くないか?これ。
<MC>
2004年・彩の国まごころ国体のマスコット「コバトン」と、彩の国子供大使の2人が登場。
子供大使二人が自己紹介、続いてもう一人の子供大使・坂崎くんも自己紹介。
坂崎「はい!墨田区立中川小学校、6年1組・・・」 あ、ほんとのこと言ってるわ(笑)
桜井氏、コバトンから埼玉県知事の親書を受け取り朗読。テーマソングに対する感謝のお言葉など。
立派に読み上げた桜井氏に向かって、
坂崎「応援演説みたいだな。どう、まずは村長から(笑)」
子供大使から3人に花束贈呈。握手。
桜井「さぁ坂崎さん!そろそろ佳境に入ってきましたよ!この『会』も。」
坂崎「えー?『会』なのこれ?コンサートじゃないの?」
桜井「皆さんに感謝する『会』ですよ!」
☆TRY (2004年・彩の国まごころ国体イメージソング)
イントロのギターでは、オッこれはなかなか・・と思ったが、中身はあんまり・・^^;
いかにもALFEEのスポーツ系の曲といった感じ。特に変わり映えのしない曲だな。まぁ悪くはないけど。
☆FLOWER REVOLUTION
いつものドラムから。んー結局最後の方はいつもとあんまり変わらないような気がしてきた。
☆希望の鐘が鳴る朝に
あらら、またこれかい。なんかドカンと盛り上がっていきそうな所でこの曲っていうパターンが多いな。
いや、嫌いなわけじゃないんだけど・・・。なんか気が抜けるんだよなー毎回。
んなわけで、腕組みでじっと聞き入り状態。
☆NEVER FADE
これはきっと本編最後だな。Weekend Shuffleも1月の雨もやんないの?
ん?始まる前に流れてたの、今回やらない曲!? なんてことだ(涙)。
途中まではスペシャルな感じで進んでたのに、最後の方はなんかいつもと同じだな。
◆21:30本編終了◆
◆21:36 アンコール◆
☆サファイアの瞳
「さいたま city lights」は地元民がいうのもなんだが、ちょっとカッコワルイ(笑)。
春初日、この曲やったら「越谷 city lights」って言うのかな?
真夜中の越谷Cityにはほとんどlightsがないような気もするが^^;
間奏の高見沢ギターソロがなんかいつもよりいい感じ。
ここで突然あの表彰式のメロディー(相変わらずタイトルわからん)が流れ始め、オリコン社長・垂石氏が秘書2人を伴って登場。「34作連続ベストテン入り」の認定証とオリコンオリジナルワインの贈呈。
妙に馴れ馴れしくしゃべってると思ったら、「無言劇」の頃からの知り合いだそうだ。
高見沢氏、めざとく美人秘書2人を見つけ、近寄って名前聞いてる(笑)。
桜井・坂崎「もう名前聞いたの〜?もう電話番号聞いたの〜?もう郵便番号聞いたの〜?」
高見沢「オリコン34作連続ベストテン入り大感謝祭コンサート!その34作目!さぁみんな踊るぞぉ〜〜!」
☆Juliet
あーまた近所で「音痴くん」が大声で唄ってる・・・(凹)
客席も、最初のぎこちない感じがなくなって、だいぶ盛り上がってきたけど、そろそろ終わりだよな^^;
メンバー紹介。
高見沢「今夜はもう一つ発表することがある〜!!」
お、なんだなんだ??
高見沢「4月からTBSでラジオ番組を始める〜!しかも全国・・・に近いネット!」
なんでまたTBSのイベント(3/3・横浜アリーナ)にいきなり出るのかと思ったら、こういうことだったのね。
高見沢「さぁ今夜は見せてくれ!魂のヘッドバンギングを〜!!」
た、たましいのへっどばんぎんぐ!なんかちょっとコワイ(笑)。
高見沢「行くぞ〜!Sweat & Tears!!!」
☆Sweat & Tears
いやー、今日はタカミー元気だなぁ^^; なんか歌も演奏も絶叫も、ツアー中とは違うような気がするのだが。
やっぱりコンサートが続いているときは、それなりの疲労というものがあるのでしょう。
去年の秋ツアーで、疲れていることを暗にほのめかしたりしていたこともあったし。
盛り上がってきたけど・・・これで終わりじゃいつもと同じだぞ。ひねりがないぞぉ〜!銀テープ発射だぁ〜・・・(壊)
◆21:48 終演◆
アコースティックあり、ジアルフィあり、いつものパターンありで、まぁなんだかんだ言っても楽しいコンサートだった。始まる前までは、今回の趣旨からしてシングル曲だけだろうし、ちょっと物足りないかも・・と思っていたのだが、シングルだけでもこんなコンサートができてしまう所に、アルフィーのキャリアと懐の深さを感じた。
ぜいたく言わせてもらえば、せっかくのスペシャルライブ、アンコールぐらいは趣旨からはずれて、同じシングル曲でもメリーアン以前の普段ほとんどやらない曲をやってくれたら嬉しかったのだが。
それから照明さんよ。あの目つぶしはもうやめてくれ。なんでステージから視線をはずさなきゃならんのだ?といつも思うのだが。あんなのまともに見てたら倒れるぞ。ピカチュウかよ。
と、相変わらず文句を言いながらも・・・ホント当たって良かったですわ。(どっちなんだよ)